「Constellation〜星座〜」・ファントム2

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*「SHOW TIME 100」 および 「ホワイトバード (Vandy 5)」

どちらも、機種は McDonnell Douglas F-4 Phantom II (マクダネル　ダグラス　F-4　ファントムII) の
F-4J。


「SHOW TIME 100」

米国軍艦 コンスレテーション (USS CONSTELLATON) 所属だった米海軍 VF-96 (第96戦闘
飛行隊) Fighting Falcons (ファイティングファルコンズ) 所属だった機体。通し番号155800。
米海軍のCAG (空母航空団司令) 機と呼ばれる機体で、これは胴体や垂直尾翼に所属飛行
隊のスコードロンカラー (個々の隊のイメージカラー) を描くのが通例.。
(VF-96は、解隊のため現在なし)

ベトナム戦争における米軍初、そして米海軍唯一のエースパイロット (敵機５機以上を撃墜した
パイロット) と、その相棒のレーダー迎撃士官が搭乗していた (ランドル“デューク”カニンガム
大尉と、Ｊ・Ｇ・ウイリー“アイリッシュ”ドリスコール大尉ペア)。ミサイル戦闘機としては世界初の
エースになった(1972年5月10日)。 飛行隊長機(CAG機)を借用していたため、コールサインが
「SHOW TIME 100」 と、下2桁が「00」(ダブルナッツ ・・・ボルト、ナットのナットの複数形。ナット
をゼロに見立てる) になっている。

プラモデルは、1980年代末頃(?)に一度、株式会社長谷川製作所から出ている。
(F-4J PHANTOM II SHOW TIME 100・・・KIT No.PT6:3200 (1/48) )



「ホワイトバード (Vandy 5)」

米海軍 VX-4 に所属していた機体。通し番号 158350。

VX-4 は海軍兵器開発センター・実験飛行隊で、正式名称は「Air Test and Evaluation Squadron
Four」。主な任務が「航空機搭載の空対空ミサイルの開発と実用評価」。その中の一機 (Bu.No.15
8350) が全面ホワイトで、エンブレムや文字がダークガルグレイで記入されて、この塗装のために
ホワイトバードと呼ばれていた。(VX-4 は統合されて現在なし)

1970年代に撮影された写真では、内翼パイロンに搭載した増槽タンクに赤でスパローの外形、
その中に白で「SPARROW III」の文字が記入されていたという。その辺からAIM-7スパロー(中距離
レーダー誘導空対空ミサイル)の開発・評価に用いられていたと推測されている。


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*「世界の傑作機 FAMOUS AIRPLANES OF THE WORLD No.74 1999-1 F-4 ファントム II 海軍型」
(文林堂 ISBN4-89319-071-7 C9453 雑誌コード 65714-64) の P65に 「SHOW TIME 100」 の写真が
あります。(ただし白黒で小さい。胴体の蜜蜂のマーキングと星によるスコードロンカラーはわかりに
くい)


*「米海軍マーキングブック」(ベンジャミン・ラック編著 高橋泰彦写真 原書房 ISBN4-562-02888-2
C0031)、 114ページに 「ファイティング・ファルコンズ」 に関する記述、118、119ページの見開きに
「SHOW TIME 100」の写真があります。(ただし、白黒) (平成11年10月24日追記)


*「エアロ・ディテール4 マクドネル・ダグラスF-4 ファントムII パート1・海軍機編」(大日本絵画 ISBN4-
499-20575-1 C2300E) の37ページに「Vandy 1」(「アレキサンドライト」シリーズの核のひとつになった
機体) と「ホワイトバード」の写真が並んで載っています。



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