「アレキサンドライト」シリーズ・Special

---

シリーズの核のひとつになってくれた、「Vandy 1」です。
VX-4 F-4J 「Vandy 1」 (*Bu.No.153783)
米海軍兵器開発センター・実験飛行隊の司令官搭乗機。(初代)
機種は McDonnell Douglas F-4 Phantom II (マクダネル　ダグラス　F-4　ファントムII)


Vandy 1
米軍の戦闘飛行隊は隊ごとに固有の「コールサイン」を持つ。
｢Vandy 1」の｢Vandy｣の部分は、この機体が所属する VX-9 Vampires(バンパイア−ズ)
(昔はVX-4 Evaluaters　エバリュエイターズ) の隊のコールサイン。
VX-9所属の１番機 (隊司令用搭乗機) が「Vandy 1」。
「Vandy 1」 のコールサインを持つ機体(飛行機本体)は常に一つ。

ちなみに、2代目は F-4J(Bu.No.155539)、3代目は F-4S(Bu.No.158358)。
4代目以降の機種は Northrop Grumman F-14 Tomcat (ノースロップ　グラマン　F-14　トムキャット)
4代目はF-14A(Bu.No.161444)、5代目はF-14D(Bu.No.164604)。1996.3.17現在、この機体が Vandy1 と
して維持されていると思われる。
4代目までがVX-4時代(〜1994.9.30)のVandy1、5代目はVX-9時代(1994.9.30〜)のVandy1。

Vandy 1の塗装パターン
基本的な色使いは 「グロスブラック (艶のある黒) にホワイトのマーキング」 で統一し、代ごとに
少しずつ違う。「アレキサンドライト」第2話(後半 5)で翔がいっている 「エンジンカウルの部分に
プレイボーイ誌のうさぎのマーク、つまり Bandy Banny が書き込んである」のは、おそらく4代目
(確認しきれず)、「アレキサンドライト5」第1話(前半 5)で渡が見ている 「垂直尾翼にホワイトで
「プレイボーイ」誌のバンディ・バニー(Bandy Banny)が描かれている」 のはここに写真を載せた
初代。つまり、初代の方が派手。

「プレイボーイ」誌のバンディ・バニー (Bandy Banny) が描かれているということを聞いて、話の
核のひとつになったが、5代目(F-14D Bu.No.164604) は資料写真で見える範囲では、どこにも
入れられていない。(時代の流れで、女性問題上、取り止めになったらしい) ただ、機体そのものは
相変わらずグロスブラックにホワイトの塗装。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
株式会社 長谷川製作所の許可を得て、同社の 「CH29 1/48 VX-4 バンディー・1・F4JファントムII」
のパッケージ写真をアップしています。 (ここからの転載はしないでください)

〇「世界の傑作機 FAMOUS AIRPLANES OF THE WORLD No.74 1999-1 F-4 ファントム II
海軍型」 (文林堂) ISBN4-89319-071-7 C9453 雑誌コード 65714-64 の P15, 51にも初代の
写真があります。
〇「トムキャット・ハンドブック」 (松崎豊一　編著　橋本隆　写真　原書房　1997.3.31第１刷
ISBN4-562-02907-2 C0031) のカバーが Vandy 1 (F-14D) のカラー写真です。P68,69にも
同様にVandy 1 (これらは5代目)。


*Bu.No.・・・Bureau Number (ビュローナンバー 通し番号)
*Vandy 1に関しては飛行機好きである友人A氏に教わること多し。多謝。

[「リンク・関連本・資料」へいく] [「アレキサンドライト」シリーズの目次へいく] [一番最初に戻る]